ヤンキースが狙う強打の捕手とは?

攻撃面で捕手の貢献度が低かった今季のヤンキース

 ヤンキースの補強についての話題が連日、紙面をにぎわせている。米紙ニューヨーク・ポストは「FAのブライアン・マッキャンがヤンキースのレーダーに入っている」と報じた。強打の捕手を獲得することは名門球団にとっても理にかなった補強と言える。来季は黒田博樹、田中将大と2人の日本人先発投手が所属する可能性もあるだけに、日本のファンにとっても、女房役が誰になるかは気になるところだ。

 ヤンキースには、頼りになる捕手が必要不可欠だ。同紙は、パワー不足は今季を通しての課題であり、特に捕手の攻撃面での貢献度不足は「有害」だったとしている。ブレーブスからFAとなるマッキャンなら、この課題を解決できる。今季まで6年連続で20本塁打以上を記録しており、オールスターにも7度選出されている。

 昨オフにラッセル・マーティンをパイレーツに放出したヤンキースは、フランシスコ・セルベリに後釜としての活躍を期待していたが、開幕から約1か月で右手を骨折して離脱。さらに、7月には今季のメジャーを揺るがせた禁止薬物問題で出場停止処分も受けてしまった。クリス・スチュワート、オースティン・ロマインは今シーズンを通して力不足を露呈。来季の構想はいまだ判然としない。

 ブレーブスは、ワールドシリーズ終了後の6日間、マッキャンとの独占交渉権を保持している。代理人のB・B・アボットは「ブレーブスは彼と最初に話す権利と敬意を持っている」として、残留が最優先であることを示唆。今季までの契約は6年総額2680万ドル(約26億2000万円)だったが、来年でまだ30歳と若いため、価値が高騰する可能性もある。

 ヤンキースにとっては、争奪戦となって年俸がつり上がることは避けたいところで、獲得に向けてネックとなりそうだ。なぜなら、Aロッドの処分が決まっておらず、来季分の年俸を負担する必要があるか否かは不透明で、さらに、FAとなるロビンソン・カノも超大型契約で残留する可能性があるからだ。

 “贅沢税”を避けるため、選手の総年俸を上限の1億8900万ドル(約185億円)に抑える方針だけに、捕手への投資は出来れば抑えたいというのがヤンキースの本音。そのためには、マッキャンは少し高価な“物件”だとも同紙は伝えている。

 ヤンキースが獲得を狙っているとされる“マー君”にとっては、特にメジャー1年目の女房役は重要になる。もちろん、入団が本当に実現した場合の話だが、メジャー屈指の捕手であるマッキャンとコンビを組むとなれば、頼れる存在になることは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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