青木がメッツで松坂とチームメートに?

青木宣親の獲得を狙うニューヨーク・メッツ

 超優良選手を放っておく手はないだろう。米紙ニューヨーク・ポストはメッツの来季のラインナップを予想する記事を掲載し、「1番・レフト」でブルワーズの青木宣親(32)の名前が入った。トレードでの獲得を提案している。費用対効果は抜群の選手で、この先もトレード話が浮上する可能性は高い。

 同紙が掲載した2014年のメッツの予想スタメンは以下の通り。

1.青木宣親 左翼
2.ダニエル・マーフィー 二塁
3.デビッド・ライト 三塁
4.アンドレ・イーシア 右翼
5.ジョニー・ペラルタ 遊撃
6.ルーカス・デューダ 一塁
7.トラビス・ダーノー 捕手
8.フアン・ラガーレス 中堅

 今オフのFA市場には、ジャコビー・エルズベリー、秋信守といった青木にタイプが近い大物がいるが、同紙は2人のことは「忘れよう」としている。いずれも剛腕のスコット・ボラスが代理人で、5、6年で総額1億ドル(約99億円)の契約が必要と考えられる。現段階で、メッツが1人の選手に年俸2000万ドル(約19億8000万円)程度を出すことはないというのだ。

 そこで青木が浮上してくる。ブルワーズは左打ちの強打者が補強ポイントであり、昨年32本塁打を放ったメッツのアイク・デービスとトレードしてはどうかと記事では提案されている。ブルワーズの外野陣は、26歳のクリス・デービスが台頭し、ライアン・ブラウンも禁止薬物での出場停止から復帰するだけに、青木を獲得しやすくなるはずだというのだ。

 ブルワーズはオフに入ってすぐに青木との契約延長の選択権を行使。1年190万ドル(約1億8800万円)での契約を、地元紙は「大バーゲン」と表現している。メッツとしては、出塁率3割5分のリードオフマンをチームに加え、アイク・デービスよりも150万ドル(約1億4900万円)ほど年俸も抑えられる。さらに、今季は左翼のレギュラーだったエリック・ヤングをスーパーサブとして起用できるというのだ。青木獲得のメリットは多い。

 同紙はさらに、ペラルタやイーシアといった好選手の獲得も提案。実現すれば、残留の可能性が高まっている松坂にとっては、なかなか心強いラインナップが完成しそうだ。なにより、青木と松坂がそろえば、日本のファンにとっては注目のチームが誕生することになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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