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マー君を狙うヤンキース 大型補強はAロッドの処遇次第!?

節約が必要と見られていた名門球団も、大型補強が可能となるかもしれない。米紙ニューヨーク・ポストは、11日から始まるGMミーティングに向けて特集記事を掲載した。

ヤンキース

ヤンキースの再建に向けた補強ポイント

 節約が必要と見られていた名門球団も、大型補強が可能となるかもしれない。米紙ニューヨーク・ポストは、11日から始まるGMミーティングに向けて特集記事を掲載した。楽天・田中将大(25)の獲得を目指すヤンキースは、来季の選手総年俸を“贅沢税”の限度額である1億8900万ドル(約187億円)に収める方針だが、状況によっては大型補強に乗り出す可能性もあるという。各球団のGMが一堂に会し、ストーブリーグが本格的にスタートする一大イベントで、その方向性が見えてきそうだ。

 ヤンキースにとって、田中獲得よりも重要とされているのがFAとなったロビンソン・カノとの残留交渉。ただ、その前に大きなポイントとなるのは、薬物規定違反で211試合の出場停止を受けながら、メジャーリーグ機構に異議申し立てを行ったアレックス・ロドリゲスの処遇だ。まだ結論は出ていないが、出場停止期間中は年俸を支払う必要がなくなり、当然、贅沢税の対象にもならない。確実とされている来季いっぱいの出場停止が決まるだけでも、約3000万ドル(約29億7000万円)が浮くことになるのだ。

 ヤンキースは、来季の選手層年俸を1億8900万ドルに抑えようとした場合、現時点で使える金額は4000万ドル(約39億6000万円)程度とされている。ただ、Aロッドの年俸が浮けば、これが7000万ドル(約69億3400万円)に増えることになる。その場合、カノとの残留交渉にも余裕が出る。

 ヤンキースは、カノの契約が10年2億5000万ドル(約247億6500万円)までは達しないようにするつもりだという。マーク・テシェイラが8年1億8000万ドル(約178億3000万円)の契約を結んでいることを考えると、8年2億ドル(約198億円)程度に落ち着くのではないかというのが同紙の予想だ。これならば、他のFA選手の残留と新たに獲得する選手の年俸を支払うことがまだ可能だ。

 もちろん、カノとの残留交渉は決裂するかもしれない。ただ、カノかAロッドのどちらかの給料を払わなくていいだけでも、田中だけでなく、ブライアン・マッキャン、秋信守、カルロス・ベルトランら名前の挙がっている選手を次々と獲得することも可能となってくる。これはカーティス・グランダーソンがすでに受けている1410万ドル(約13億9700万円)のクオリファイング・オファーを拒否することが条件だというが、実は積極補強も十分に出来るのだ。

 田中獲得を最優先事項としているヤンキースだが、再建に向けては補強ポイントがあまりにも多い。どこから手をつけていくのか、まずはウィンターミーティングでの動きを見てみたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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