レッドソックス快進撃の象徴が競売に!?

ヒゲにいくらの値段がつくのか?

世界一の象徴が売りに出される。米全国紙USAトゥデーは「レッドソックスのヒゲを買うことが出来る」と題した記事を掲載した。今季、ワールドシリーズ制覇を果たしたレッドソックスで、チーム結束の象徴として多くの選手が生やしていたヒゲが、チャリティーのために競売にかけられることが決まったと伝えている。

競売にかけられるのはワールドシリーズ終了後に剃られたデビッド・オルティスとシェーン・ビクトリーノのヒゲ。同紙は「レッドソックスの本当の顔の毛を所有できる」としている。

今季、レッドソックスではキャンプ中からマイク・ナポリらが生やし始めた、たくましいヒゲが大流行。開幕直後からスタートダッシュを決めたことで、多くの選手が験担ぎの意味も込めて追随し、快進撃の象徴となった。ボストンでは4月にマラソン爆破テロがあったため、シーズン終了後にはチーム内で、ヒゲを生やし続けるか、剃ってチャリティーにするべきか論争が起こっているほどだ。一部の選手はいまだに結論を出せていない。

ただ、いち早く剃られたオルティスとビクトリーノのヒゲは早くもチャリティーに出されることが決まった。剃毛製品のブランドであるジレットが主催してオークションが行われる予定で、2つの「毛玉」はガラスケースに入れられ、競売にかけられるという。収益はすべて寄付される。

ジレットのブランドマネージャーは、今回の企画について「こんなことは今までにやったことがありません」とコメントを発表。「でも、このヒゲは春季キャンプからのチームの象徴で、野球の伝説の一部になった。我々は、剃毛が男性の健康問題にとって重要なことだという意識が高まることを望んでいます」としている。

果たしていくらの値が付くのか。その結果によっては、ヒゲを剃ってチャリティーに出す選手が増えるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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