台湾で新記録を打ち立てた右腕が日本球界に復帰 真田裕貴はなぜ異国の地で投げ続けたのか

台湾でセーブ記録を樹立した真田

 ヤクルト・スワローズが11月29日に真田裕貴投手(29)を獲得した。巨人、横浜DeNAでプレーし、今年は台湾プロ野球の兄弟エレファンツに在籍。再び日本球界に復帰する男は背番号が「66」に決まり、感慨深げに、新しいユニホームに袖を通した。

「ほっとしています。今年1年日本に帰るために台湾で頑張ってきました」

 昨年の今頃、巨人を自由契約となった。その後、日本での移籍先が見つからず、活躍の場を台湾に求めて飛び立った。するとシーズンを通して、67試合に登板し、台湾プロ野球で新記録となる32ホールドをマーク。オールスターにも出場する活躍を見せた。その投球を見て、ヤクルトのフロントは獲得を決めた。真田は自らの手で契約を勝ち取ったのだ。

 台湾の野球は長時間のバス移動に加え、ドーム球場がないために雨で試合開始が遅れたり、長い時間、中断したりすることも多い。劣悪な環境の中、真田は1年間、タフに投げ続けた。「メンタル的に成長できたと思う」と真田は振り返る。

 台湾では悔しい思いを持ってプレーし続けていた。昨年の9月に右足首を手術。10月はリハビリの時期だった。だが、チームに貢献できず、戦力外通告を受けてしまった。練習ができないどころか、トライアウトすら受けられず、他球団にアピールすることもできなかった。

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