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ヤンキースの大補強が実現すればカノ放出も!?

生え抜きのスターの去就が、いよいよ分からなくなってきた。米紙ニューヨーク・ポストは、ヤンキースからFAとなったロビンソン・カノ(31)について、予算次第では交渉が破談に終わる可能性があるとする記事を掲載した。

ヤンキース

補強が成功すればカノの資金がなくなる?

 生え抜きのスターの去就が、いよいよ分からなくなってきた。米紙ニューヨーク・ポストは、ヤンキースからFAとなったロビンソン・カノ(31)について、予算次第では交渉が破談に終わる可能性があるとする記事を掲載した。名門球団はカノの残留交渉と同時に他選手の補強にも動いており、その結果次第ではファンにとって最悪の事態となるかもしれない。

 ヤンキースが予算を使い果たすことになったら、オールスター5度出場の実績を誇る二塁手はどうなるのか?

 多くのメジャー関係者は、カノは最終的に残留すると見ている。ただ、交渉は難航中だ。ヤンキースに近い情報筋は「もし、カノ側が8~9年契約で総額2億ドル(約206億円)以上を望むなら、それ(残留)は起こりえないかもしれない」と話している。

 カノの代理人は、11月26日にヤンキースのランディ・レバイン球団社長、ブライアン・キャッシュマンGMらと面会した。当初は10年3億1000万ドル(約320億円)を望んでいるとされたが、今回の要求は9年2億5000万ドル(約257億6000万円)~2億6000万ドル(約268億円)+1年3000万ドル(約31億円)のオプション付きまで下げたと報道されている。ただ、ヤンキースは7年1億6000万ドル(約165億円)の提示を変えなかったという。翌日の電話会談でも両者の差は縮まらず、連休明けの2日から交渉を再開した。

 この交渉の遅れが、大変な事態を呼ぶかもしれない。なぜなら、ヤンキースは市場に出ている選手への興味を隠していない。カルロス・ベルトラン、秋信守、ジャコビー・エルズベリー、黒田博樹、そして新ポスティング・システム(入札制度)の日米合意次第でメジャー挑戦が実現する楽天・田中将大らに資金を投入することになれば、カノに使う資金は残らない可能性があるのだ。

 カノの打力と守備力を失った場合に備え、球団はタイガースからFAとなったオマール・インファンテとすでに接触している。インファンテは、カノを除けば市場では最高の二塁手だ。さらに、11月上旬にはレッズのブランドン・フィリップスのトレードも画策していたという。

 ヤンキースはすでに捕手のブライアン・マッキャンと5年8500万ドル(約87億5000万円)で合意。フィジカル・チェックを終えれば、正式契約を結ぶ予定だ。そして、次のターゲットは外野手のベルトランだとされている。ただ、37歳のベテランは年俸1400万ドル(約14億4200万円)程度での3年契約を望んでおり、球団側はそれを2年契約にまとめるため、交渉している。合意に至らないことを考え、エルズベリー、秋信守の代理人であるスコット・ボラス氏とも話し合いを行っているようだ。

 確かに、狙っている選手を順調に獲得できた場合、カノまで予算は回らなくなる。早期決着とならなければ、カノの代理人グループは自らの首を絞めることになるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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