広島から5人目となる国内FA移籍 大竹寛も飛躍を遂げられるか

広島から巨人へFA移籍したのは大竹で3人目

 広島からFA宣言した大竹寛投手(30)が巨人への入団が決まり、記者会見が行われた。広島から巨人にFAで移籍するのは川口和久投手、江藤智内野手に続き、3人目。過去の2人は巨人への憧れだけなく、家族の問題や出身地の関係で在京球団への希望が強かった。この2人は移籍後、優勝に大きく貢献している。

 川口は、移籍1年目の1995年は17試合で4勝6敗。チームも3位に終わった。しかし、1996年にはシーズン途中からリリーフに回り、1勝4敗3セーブながら防御率2.95の成績で巨人のリーグ優勝に貢献。胴上げ投手にもなった。また、日本シリーズでも好投している。

 江藤は移籍1年目からバットで貢献。打率は2割5分6厘ながら、32本塁打、91打点という数字を残し、強力打線の一角を担った。勝負強さを印象づけ、勝利打点はこの年、チーム最多の14を記録。9月24日の中日戦(東京ドーム)では、0-4のビハインドから、同点満塁弾を放ち、二岡のサヨナラ優勝決定ホームランにつなげている。広島の4番打者に恥じない長距離砲で、日本一奪還に力を尽くした。その年の年俸も6000万円増の2億4000万円に増額。川口、江藤の両氏は今も球団にコーチとして残っていることから、移籍は正解だったといっていい。

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