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ロイヤルズへトレード 青木宣親が大人気の理由と新天地にもたらすもの

“モテ男”が電撃移籍だ。ロイヤルズは3日、ブルワーズから青木宣親外野手(31)を中継ぎ左腕のウィル・スミスとの交換トレードで獲得したことを発表した。

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5球団以上が興味を示していた“モテ男”

“モテ男”が電撃移籍だ。ロイヤルズは3日、ブルワーズから青木宣親外野手(31)を中継ぎ左腕のウィル・スミスとの交換トレードで獲得したことを発表した。今季終了後、ブルワーズはオプションを行使して青木との契約を1年延長していたが、ここに来てトレードの噂が急浮上していた。ロイヤルズと同じア・リーグ中地区を3連覇中のタイガースをはじめ、興味を示していたのは5球団以上とも言われ、その去就はにわかに注目を浴びていた。

 なぜ、これほど人気だったのか。その理由は、ブルワーズとの契約延長が決まった時の現地報道を見れば分かる。地元紙のミルウォーキー・ジャーナル・センチネルは「チームへの貢献度を考えれば、とてつもないバーゲン」と表現している。青木の来季年俸は195万ドル(約1億9850万円)。この金額で1番打者として毎日試合に出場し、打率2割8分6厘、出塁率3割5分6厘の好成績を残せる選手は極めて貴重なのだ。

 2年前のオフにヤクルトからブルワーズに移籍する際、青木はポスティングシステム(入札制度)を利用した。落札額は、史上最高額のダルビッシュ有(5170万ドル)に遠く及ばない250万ドル。当時、渡米した選手がことごとく期待を裏切っていたこともあり、日本人野手の評価は暴落していた。しかも、日本にスカウトを派遣していなかったブルワーズが落札したため、契約前に入団テストを受けるという異例の事態となった。ただ、ポスティングで獲得したからには単年契約というわけにはいかない。その結果として「2年総額250万ドル+2014年のオプション」という低額での契約が結ばれた。

 これが、結果的にブルワーズにとって吉となった。当初はバックアップ要員と見られていた青木は卓越したバッティング技術を生かし、すぐに実力でレギュラーを奪取。不動の1番に定着すると、ライトの守備でも水準以上のプレーを見せた。ただ、当然、契約期間中は年俸が上がらない。メジャーでも屈指のコストパフォーマンスを誇る選手が、こうして誕生したのだ。2年間の活躍を見た首脳陣が、今季終了後すぐにオプション行使を決めたのは、当然の流れだった。

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