広島が人的補償で選ぶのは誰? 球団が高く評価する左腕たち

巨人にFA移籍した大竹寛の人的補償は誰に?

 FA宣言した選手の移籍先が続々と決まる中、選手が去った球団は人的補償か、金銭補償か、その決断も迫られている。

 FAの人的補償とはFA宣言選手が他の11球団に移籍した場合、所属していた球団が補償を求めることができる制度。同制度では、FA宣言した選手の前年度の年俸順によってランク付け(Aランク:1位~3位、Bランク:4位~10位、Cランク:11位以下)される。広島から巨人に入団した大竹寛投手はAランクだったため、カープは戦力が豊富なジャイアンツから選手を獲得することができる。金銭補償も可能だが、球団幹部は選手の獲得を決めているという。

 一方、選手を放出しなければいけない巨人は28人のプロテクト選手を決めることができるが、それがどの選手となるのかによって状況が変わってくる。相手が巨人ならば、28人のプロテクト選手以外でも、広島にとって十分に戦力になる選手はいる。その中でも補強ポイントは不足している左腕投手。クライマックスシリーズでも投手登録された左投手は久本祐一投手ただ一人だった。

 巨人の左腕を見てみると、内海哲也、杉内俊哉、山口鉄也、高木京介、今村信貴は28人のプロテクトの中に入るだろう。今年、広島から移籍してきた青木高広投手に関しては、「青木が外れていても、取るようなことはしない」と球団のプライドにかけても、出戻りはさせないという。そんな中、カープ首脳がプロテクトされないと予想する中で、高く評価している3人の左投手がいる。

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