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ヤンキースの田中獲りの切り札は黒田!?

新ポスティング制度でメジャー挑戦を目指す楽天の田中将大投手(25)の獲得を狙っているヤンキースの大ベテラン、バーノン・ウェルズ外野手がMLBネットワークラジオの取材で、田中の去就問題に触れ、全米で話題になっている。

ヤンキース

偉大な先達の存在が田中の獲得を加速させる?

 新ポスティング制度でメジャー挑戦を目指す楽天の田中将大投手(25)の獲得を狙っているヤンキースの大ベテラン、バーノン・ウェルズ外野手がMLBネットワークラジオの取材で、田中の去就問題に触れ、全米で話題になっている。

 今季プレーオフ進出を逃したヤンキースが先発ローテーションの中核を担うに相応しい人材として獲得を切望する田中。それを成功させるキーマンは、黒田博樹投手だというのだ。

「黒田は(メジャーで)田中を導く最高の人間だと思う。黒田にはロサンゼルスやニューヨークなどの大都市でのプレー経験がある。環境の変化や、(メジャーでの)移動にまつわること、日程面など全てを熟知している」

 地元ヤンキースファンの中で田中獲得が待望される現状で、ウェルズは田中獲得のキーマンとして、ヤンキースで活躍する同じ日本人を挙げた。実際、黒田と田中にどれだけ接点があるかは定かではないが、米メディアでは、2人の共通点が指摘されることが多い。ともに右腕であること、コントロールの良さや闘志を全面に押し出す部分など、投球スタイルに共通点が多いというのだ。

 黒田はドジャースとヤンキースという大都市でプレーするプレッシャーも熟知しており、偉大な先達の存在は田中のメジャー適応をスムーズにさせるだろう、というのが来季メジャー16年目を迎えるウェルズの分析である。

 その一方で、田中争奪のライバル球団にはレンジャーズを挙げた。その理由は、今季サイヤング賞候補に選出されたエース、ダルビッシュ有投手がいること。「テキサスにも(適応のリスクを)乗り越えてきた男がいる。ということは、(田中にとっては)2つ程度の選択肢となりえる素晴らしい球団があるということを意味する」。

 どんな実力者でも新天地では適応のリスクを最小限に留めることが、選択肢におけるプライオリティということなのか。メジャーを生き抜いてきた選手目線の分析には興味深いものがある。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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