2014年に飛躍を期待したいプレーヤー 阪神・西田直斗内野手

一軍定着を目指す西田

 ファームではレギュラーに定着した昨年。3年目を迎える今季、阪神の西田直斗内野手(20)は、まずは1軍定着を目指したいところだ。

 大阪桐蔭高校出身で、藤浪晋太郎投手の1学年先輩にあたる。2011年のドラフト3位で入団した左の巧打者である。昨年は初の1軍昇格を果たしたが、出場は1試合のみ。しかも途中出場で2打席2三振という結果に終わった。「打撃だけでなく、もっとレベルを上げていきたい」とその悔しさをバネに、今年、活躍を期する。

 守備面に不安を残すが、打撃は非凡なものを持っている。秋季キャンプでは、和田豊監督の目にも留まり、臨時コーチに来ていた掛布雅之コーディネーターも評価していた逸材だ。

 巨人の今村信貴投手とは同学年で高校時代に対戦もした。今村からは本塁打を放ったこともあるが、プロでは先に向こうの方が開花し始めた。両選手が伝統の一戦で、対戦する日がいつ訪れるのか。背番号33が虎の新星として輝くことを期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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