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ダルビッシュ有に“マー君効果”!? 早くも契約延長の話題が浮上

レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)に対して、早くも“マー君効果”が出始めた。米ケーブル局ESPN(電子版)が報じたところによると、レンジャーズのジョン・ダニエルズGMがエースの契約延長について早くも言及し、話題となっている。

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早期の契約延長を望むレンジャーズ

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)に対して、早くも“マー君効果”が出始めた。米ケーブル局ESPN(電子版)が報じたところによると、レンジャーズのジョン・ダニエルズGMがエースの契約延長について早くも言及し、話題となっている。まだ4年も契約を残すため、焦ることはないとの考えだが、田中将大投手(25)がヤンキースと7年総額1億5500万ドル(約161億円)もの超大型契約を結んだことで、ダルビッシュにも相応の金額を用意すべきだと考えているようだ。

 アーリントンでのファンフェスタで取材に応じたダニエルズGMは、ダルビッシュとの契約延長交渉について「正しいタイミングで」行うことを明かした。記者からの質問を受けると「他のどの選手とも同じように、我々は彼と(交渉の)席について話し合うよ」と語ったという。ただ、「彼との契約は4年残っている。急ぐ必要はないが、適切なタイミングで対処したい」としており、早くも契約延長について考え始めたことは確かだ。

 背景にはヤンキース入りした田中の大型契約がある。新ポスティングシステムでは入札金が上限2000万ドル(約21億円)となり、さらに希望する全球団と交渉が可能となったため、田中の契約金は跳ね上がった。一方で、ダルビッシュの時には入札金に上限はなく、レンジャーズは約5170万ドル(現在のレート換算すると約54億円)で落札して独占交渉権を獲得。落札額で大金を要し、さらに契約交渉で競争する球団がなかったため、契約総額は出来高を含めて6年総額6000万ドル(約63億円)と抑えられた。

 田中とは9900万ドル(約104億円)の差が付いた形だが、多くのスカウトは、田中がダルビッシュよりもいい成績を残すとは考えていないという。

 ダルビッシュは昨年のサイ・ヤング賞投票で2位に入った。そのため、今後の3年間でサイ・ヤング賞を受賞するか、投票で4位以内に2度以上入ることが出来れば、最後の1年の契約を破棄してFAになれる。実は、本人は投手として脂が乗る30歳で契約を見直せるように、交渉の過程で5年契約を要求したが、球団が拘束力を持たせるために6年契約を望み、その妥協点として盛り込まれたオプションだ。そのこともあり、レンジャーズが出来るだけ早く契約延長交渉を行いたいと考えるのは、当然と言えるかもしれない。

 ダニエルズGMは、田中をはじめとする最近の投手の大型契約を、ダルビッシュがモチベーションにしてもらいたいと考えている。まだ本人と話はしていないというが「同じ分野でトップにいれば、同レベルの人たちが得ているのと似たものを手にしたいと考えるだろう」と認めている。

 ロン・ワシントン監督は、健康状態に問題がない限り、ダルビッシュを開幕投手にすることを25日に発表した。レンジャーズでは、もはや絶対的エースとなっている。次の契約では、田中を上回る額を手にする可能性は極めて高そうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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