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ヤンキースGMが「マー君3番手」発言を誤解と主張 「春季キャンプの時点での話」

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはESPNラジオのインタビューで今オフ争奪戦の末に獲得した田中将大投手の起用法を、ローテーションの3番手と明言したことについて、メディア側の“誤解”だと主張している。ニューヨークポストが報じ、話題になっている。

ヤンキース

ニューヨークポスト紙が報じる

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはESPNラジオのインタビューで今オフ争奪戦の末に獲得した田中将大投手の起用法を、ローテーションの3番手と明言したことについて、メディア側の“誤解”だと主張している。ニューヨークポストが報じ、話題になっている。

「質問は『春季キャンプの時点で田中は先発ローテーションの1番手となるのか』という内容だった。だから、私はそこまで予想しない。新しい環境への適応や修正や、それに伴う苦しみもあるだろう。現時点では確実なローテーションの3番手と見ている。そこから田中自身が伸びてくるなら、なおいいね、と話したまでだ」

 キャッシュマンGMはラジオでの「3番手扱い」発言の波紋が全米のみならず、日本にも及ぶと、火消しをするようにこう説明した。

 ヤンキースは昨年パ・リーグで24勝0敗で楽天を日本一に導き、7年総額1億5500万ドルの大型契約を与えた右腕の実力を低く見積もっているわけではない。今回の発言も、シーズンがスタートした後の話ではなく、いまだチームに合流していない田中について、あくまでスプリングキャンプ合流前の段階では「3番手」と評したのだという。そこには、新天地への適応が不透明なエース候補に対する沸騰寸前の期待感とプレッシャーを和らげる戦略もあるのだろう。

「田中に対して、今すぐ投げさせれば、活躍するし、すぐに適応する、という人もいるかもしれないが、(大型)契約の絡みもあることもわかっている。シーズンが始まる前から多くの期待を集められている」

 ヤンキースには2006年末にポスティング制度で阪神から井川慶投手を大型契約で獲得したが、同選手がメジャーで成功しなかった過去がある。巨額の投資をした日本人投手に関する過ちを繰り返さないためにも、田中に対する発言やアプローチは慎重を期すのだろう。

 その一方で、昨年14勝13敗で防御率4・78というキャリア最悪のシーズンを過ごしたローテーションの1番手、CC・サバシアに対しては、キャッシュマンGMはあえてプレッシャーをかけた。

「CCはピッチャー陣のリーダーだが、去年のピッチングを見て彼が(ドジャースのクレイトン)カーショーと同じレベルのカテゴリーに属しているとは考えないだろう」

 サイ・ヤング賞を2度受賞し、現役最高の左腕と称されるドジャースのエースとの実力差をあえて口にすることで、サバシアのプライドを刺激し、奮起を期待したのだろうか。

 大型補強にも関わらず、ヤンキースは昨年に続き、今年もプレーオフ進出は難しいとの声が巷にあふれている。先発の軸となる田中とサバシアが活躍しなければ、2年連続での屈辱を味わうことになるだろう。期待値の高い2人に対するまったく異なったアプローチは、キャッシュマン流のマンマネジメントに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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