米地元紙の名物記者がイチローの出番激減を予想

イチローのヤンキースでの役割は不明なまま

 ニューヨークポスト紙の名物記者ジョージ・キング氏がヤンキースの外野手大量補強により、イチロー外野手の出番が一層激減する可能性を指摘している。同紙電子版が「年を重ねたイチローのヤンキースでの役割は不明なまま」との見出しで報じた。

 記事では、日米通算4020本安打を放っているイチローはメジャー3000本安打達成まであと258本と迫っており40歳を迎えているが30歳に見えるとも評している。しかし、ヤンキースはジャコビー・エルズベリー、カルロス・ベルトランと大物外野手を次々とFA市場で獲得したことで、イチローは現状控えとなり、トレード要員のようになっていると分析。アルフォンソ・ソリアーノが指名打者ではなく、外野手となる状況もマイナスとなるようだ。

「たくさんの外野手を獲得したので、スプリングキャンプでは色々取り組まなければいけないことがある。誰がどこのポジションに収まるか、それは言えない。私の仕事は全員をフレッシュで、ケガなく、チームの勝利に貢献できる状態にすること」

 そう話すジョー・ジラルディ監督は外野手の起用法について明言を避けているという。

 イチローの今季年俸は650万ドル。もしも出番がなく、球団が高い年俸を支払わなければいけないのなら、現状を打開するにはトレードが良策とキング氏は見ている。さらに同氏は今季のヤンキースではライトはベルトランが先発する見通しで、イチローはベルトランに代わる守備固め、もしくは、ピンチヒッターかピンチランナーとなるとしている。そして、ベルトランが指名打者を務める試合では、ライトで先発すると予想している。

 地元ニューヨークの名物記者はイチローの今季ヤンキースでの苦境を予想。スプリングキャンプの段階でのメディアからの下馬評の低さは、今後の活躍で覆していくしかない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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