なぜ盗塁記録は塗り替えられないのか? セ・リーグ史上NO1の盗塁王が語る盗塁の極意と秘話
2014.03.08
現役時代、青い手袋をはめて次々と盗塁を成功させた「青い稲妻」こと松本匡史氏(59)が盗塁のセ・リーグ記録を打ち立てたのは1983年のことだ。
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30年間破られない偉大な盗塁記録

 現役時代、青い手袋をはめて次々と盗塁を成功させた「青い稲妻」こと松本匡史氏(59)が盗塁のセ・リーグ記録を打ち立てたのは1983年のことだ。

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「その前に福本さんが三ケタをやっていたじゃないですか。だから、あのときは三ケタを目標にしたんですよ。けっこう自信はあったんですけど、できませんでしたね」

 阪急の福本豊氏が106盗塁を記録したのは72年。松本氏はその10年後の82年に61盗塁を記録して、三ケタに到達するだけの手応えを得ていたという。結果的に目標に届かず、76個でシーズンを終了。だが、これも偉大な記録に変わりはない。そのセ・リーグ記録は実に30年間、破られていないのだ。

「記録が破られるのは仕方ないんですよ。むしろ、世代ごとにどんどん変わっていかないといけない。発展していかないと」

 松本氏はそう語るが、以降、106はおろか76という数はパ・リーグでも出ていない。セでは赤星憲広氏(阪神)が2003年から3年連続で60盗塁以上をマークしたが、その後は減少傾向にある。

 なぜ30年もの間、突き抜けた記録が出てきていないのか。松本氏の解説はこうだ。

「盗塁は結局、信用なんです。監督が信用すればどんどん走らせる。でも、今はそれを選手のほうがさせないようにしちゃっているんですよ。サインを出してもスタートを切らないとか、簡単にアウトになってしまっているとか。そうなると信用はどんどん落ちていくし、監督もサインを出しづらくなる」



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