田中将大の決め球に称賛の声が続出 相手打者も「今まで見た中で最高のスプリット」

あのスプリットの変化はえげつない

 6日に行われたフィリーズとのオープン戦でメジャー初先発を果たしたヤンキースの田中将大投手(25)について、対戦相手の打者が田中の決め球であるスプリットを大絶賛している。ニューヨーク・デイリーニュースが報じた。

 田中はヤンキース加入後、5イニング目にして初の失点を喫した。3回2アウトの場面で、田中から初本塁打を放ったフレディ・ガルビスは「あのカウントでは速球を待っていた。真ん中低めの速球が来たので、準備万端だった。これで日本で有名になったと思うよ」と笑顔で語ったという。

 一方で、鋭い縦変化を見せる田中の決め球には手放しで絶賛。「今までで見た中で最高のスプリット。あのボールがあるのなら、絶対に2ストライクに追い込まれたくない。(打者にとっては)苦しい状況になる」と証言している。

 1回には過去5度オールスター出場記録を持つ名手、3番打者のチェイス・アトリー二塁手を鋭角に落ちるスプリットで三振に打ち取っており、2ストライクに追い込まれた場面で田中がスプリットを投げたら、三振は免れないとガルビスは見ているようだ。

 ナ・リーグのある球団スカウトも「あのスプリットの変化はえげつない。アトリーがあんな酷い空振りをするのを見たことがない」と“要注意”という評価だったという。

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