巨人のエース・内海哲也の起用も浮上する開幕ローテ4戦目の重要性「もう一人の開幕投手」

開幕投手が続々と出揃い始める

 オープン戦も佳境に入り、各球団の先発ローテーション投手たちが登板日から逆算しながら、中5日や中6日の調整に入り始めた。現代のプロ野球では5~6人の開幕ローテ投手を揃えるのが通例。今年は開幕が3月28日となるため、その1週間前の21日に投げる投手が中6日を空けて開幕投手を務めるという見方もできる。

 パ・リーグを見ると、昨年の日本一球団の楽天は2年目の則本昂大が有力。その他、西武は岸孝之、日本ハムは吉川光夫、ソフトバンクは摂津正、オリックスは金子千尋、ロッテは成瀬善久と各チームのエースが出揃いそうだ。

 セ・リーグで広島は前田健太、阪神が能見篤史、ヤクルトが小川泰弘といったところが濃厚。中日や横浜DeNAはまだ明らかにはされていない。そして、巨人はエースの内海哲也ではなく、同じく昨季13勝を挙げた2年目の菅野智之が大役を任されることになりそうだ。

 開幕投手は名誉なこと。球場は独特な緊張感に包まれ、いいスタートを切れたなら、シーズンの見通しも明るくなる。先発投手ならば誰もが経験したくなる場所だという。そんな輝かしいマウンドに、菅野は立つ可能性が高まっている。3月28日は本拠地、東京ドームでの阪神戦。巨人を背負っていく投手してふさわしい場面を、原監督は用意しようとしている。

 また、2戦目は杉内俊哉、3戦目は広島からFA移籍した大竹寛を起用する方針という報道が出ている。となると、菅野が右投手、杉内が左投手、大竹が右投手と、右、左、右というジグザグな起用法になる。

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