【12球団総まとめ】開幕まで2週間を切ったプロ野球 1軍ベンチ入りを果たす新人選手は?

千葉ロッテは25年ぶりに4人の新人がメンバー入り

▽パ・リーグ

【楽天】
 結果を残し続けている高卒左腕の松井裕樹(桐光学園)の開幕1軍が決定。開幕ローテの1枚に食い込んだ。ドラフト5位の西宮悠介投手(横浜商大)も今月上旬に1軍に合流したばかりだが、貴重な左腕として28人入りを目指している。

【西武】
 ドラフト3位の豊田拓矢投手(TDK)が中継ぎとして開幕1軍の座をつかみかけている。12日の日本ハムとのオープン戦では主砲の中田から2三振を奪うなど力を示した。12球団で最年長ルーキーの26歳がアピールを続けていく。

【ロッテ】
 25年ぶりに4人もの新人選手がメンバー入りしそうだ。アジャのニックネームとパンチのある打撃で注目されているドラフト5位の井上晴哉内野手(日本生命)は開幕スタメンが有力。1位の石川歩投手(東京ガス)は開幕ローテが当確している。2位の吉田裕太捕手(立正大)も石川との呼吸が合っており、レギュラー捕手とまではいかないが、1軍で実戦を踏んでいる。4位の吉原正平投手(日本生命)も評価が高い。

【ソフトバンク】
 ドラフト2位の森唯斗投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)がアピールを続けている。オープン戦3試合4イニングで走者を1人も出していない。パームボールの使い手で、首脳陣の評価も非常に高い。だが何よりも評価されているのが、その“投げっぷり”の良さ。内角をぐいぐい攻めて、鬼気迫る表情で投げ込む。これも一つの武器になりそうだ。

【オリックス】
 ドラフト2位の東明大貴投手(富士重工)が13日の楽天戦で3回を1安打のピッチングで開幕1軍をアピール。オープン戦で失点が続いていたが、ここにきて結果を出した。社会人ナンバー1投手と呼び声の高かったドラフト1位の吉田一将投手(JR東日本)は巨人戦で3回6失点するなど精彩を欠き、ローテ決定は見送りとなった。さらに16日の横浜DeNA戦でも5回5失点。ただ、実力はあるため、一発快投さえすれば1軍で起用されるだろう。

【日本ハム】
 ドラフト3位の岡大海内野手(明治大)が走攻守で高いプレーを披露し、開幕レギュラーの座を狙っている。外野もこなし、ライトのポジションを目指している。オープン戦は27打数11安打で打率4割7厘と好成績。チームの主力として成長していくことが期待されている。また、ドラフト2位の浦野博司投手(セガサミー)が開幕ローテの当落線上にいる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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