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『新ルール』で野球が変わる? 2014年にMLBが迎える転換期と、それを巡る是非の声

どんなスポーツでも怪我は付きものだが、最近スポーツ界で議論の対象となっているのが、脳震とうの問題だ。メジャーリーグでは今季から、ホームプレート上で起こる故意による接触プレーを防ぐための新ルールが適用されることになった。

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コンタクトプレーによる“脳震とう”の問題

 どんなスポーツでも怪我は付きものだが、最近スポーツ界で議論の対象となっているのが、脳震とうの問題だ。

 以前から、ボクシングをはじめとする格闘技では、顔面を含めた頭部に衝撃を受けすぎて、いわゆる「パンチドランク」状態になった選手たちの、引退後の生活に及ぼす影響が問題視されていた。近年、アメリカではその議論がアメリカンフットボールや野球にも波及している。

 アメリカンフットボールは、防具で身を固めているが、タックルを受けた時の衝撃度は交通事故で追突された衝撃に匹敵するとも言われている。脳震とうを繰り返すことで脳そのものに障害が残り、2012年に突如拳銃自殺したジュニア・セアウ氏のような不可解かつ衝動的な行動を取る原因にもなると考えられているようだ。

 メジャーでも、コンタクトプレーやボールの頭部直撃による脳震とうの問題には大きな注意を払っている。

 2011年からは、脳震とうを患った選手が一時的に戦列を離れることのできる7日間の故障者リストが採用された。そして、今季からはホームプレート上で起こる故意による接触プレーを防ぐための新ルールが適用されることになった。この新ルールを巡り、賛否両論さまざまな意見が飛び交っている。

 簡単にルールの説明をしておこう。

 まず、走者はホームプレートまでの最短距離を走り、コースから外れて故意に捕手またはベースカバーに入った選手に体当たりしてはいけない。捕手(もしくはベースカバーに入った選手)は送球されたボールを持っていない限り、走者が走るコースをブロックしてはいけない。

 ボールを持たずにブロックした場合は、審判は走者セーフの判定を下せる。また、審判は走者が捕手と接触する時に肩からぶつかったり、手や肘を使ったりしていないか判断し、故意だと認められた場合には走者アウトを宣告できる。

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