合わせて105勝の名将対決は明徳義塾に軍配

大会4日目は智弁学園、関東一高がそれぞれ勝利

 大会4日目の第1試合は奈良の智弁学園が勝利した。プロ注目のスラッガー、岡本和真が初回にバックスクリーンへホームラン。第3打席でも本塁打を放つ1試合2本塁打の大爆発で7-2で三重高校を圧倒。パワーあるバッティングにスタンドはどよめいた。ネット裏には日米のプロのスカウトが視線を送り、甲子園の初打席で見せたレベルの高い打撃を高く評価した。

 第2試合は東京の関東一高校が、沖縄の美里工業を4-2で鮮やかな逆転勝ちで下した。8回表まで0-2とリードされていた関東一は、8回に2本のヒットとデッドボールなどで1アウト満塁のチャンスを作ると、8番のキャプテン、五十嵐がライト前に同点のタイムリーヒットを放って、試合を振り出しに戻した。なおも続くチャンスに、途中から出場した臼井の勝ち越し2点タイムリーで4点目が入った。

なお、智弁学園は大会7日目の第3試合で、栃木の佐野日大高校と対戦する。2本塁打のスラッガー・岡本は、昨日12奪三振で完封勝利した左腕投手、田嶋大樹との対決が注目されている。2人ともプロ注目の選手とあり、 ハイレベルな戦いが期待できそうだ。また、第2試合の勝者の関東一は、明徳義塾と対戦する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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