ベスト8が出揃った第86回選抜高校野球 準々決勝の見どころは?

準々決勝の見どころ

▽第1試合(午前8時30分) 履正社(大阪)―福知山成美(京都)

 履正社の2年生右腕の溝田悠人、永谷暢章の力のあるピッチャー陣が、前回の神村学園戦で二桁得点をマークした福知山成美の強力打線をどう封じるかに注目。福知山成美の石原丈路も前回完封し、勢いに乗る。近畿対決に注目。

▽第2試合(午前11時) 豊川(愛知)―沖縄尚学(沖縄)

 初出場で勢いに乗っている豊川のエース・田中空良が、明治神宮王者の沖縄尚学に挑む。田中と沖縄尚学エースの山城大智の投げ合いも予想される。田中は初戦の日本文理戦で189球、2回戦の池田では108球を投げた。合計297球と投げており、キレ味のあったスライダー、スプリットがこの準々決勝でどこまで威力を発揮できるかがカギになる。

▽第3試合(午後2時) 佐野日大(栃木)―明徳義塾(高知)

 佐野日大のエース左腕・田嶋大樹と明徳義塾のエース・岸潤一郎のプロ注目対決が実現する。田嶋も268球、岸も327球を2試合で投げているが、力のある投手とあり、状態が悪い中で、相手打線を抑えてくるだろう。田嶋はスライダー、岸はカットボールが武器になる。

▽第4試合(午後4時) 龍谷大平安(京都)―桐生第一(群馬) 

 龍谷大平安の強力打線に、引き分け再試合も含め2日で275球を投げた桐生第一の山田知輝投手がどう挑むか。龍谷大平安は4投手が準備し、連戦に備えており、現時点で優勝に近いチームだろう。

 準決勝は第1試合と第2試合の勝者、第3試合と第4試合の勝者が4月1日に甲子園球場で対戦する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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