今季初登板で力投の黒田博樹を地元メディアも称賛 「先発ローテーションで最高の投手」

ヒロキ・クロダがヤンキースのエースだ

 日本時間3日の開幕第2戦アストロズ戦で先発し、6回2失点と力投しながら黒星の付いたヤンキースの黒田博樹投手がチーム最高の先発ピッチャーと高い評価を受けた。ニューヨーク・ポスト紙が「現実世界では黒田が先発ローテーションで最高の投手」という見出しで報じた。

 記事は開幕戦でまさかの6失点を喫した先発ローテーション1番手のCC・サバシアの現状から始まっている。

「ヤンキースには汚れた小さな秘密がある。CC・サバシアが09年シーズンから開幕投手を務めている。形式的には開幕投手であることをもってエースということになっているが、サバシアはエースではない。

 別にサバシアが投手として終わったというわけでもなければ、ヤンキースの先発陣の一角としていいシーズンを送ることができないというわけでもない。ただ純粋にサバシアはエースではない。しばらく前からエースではない。ヒロキ・クロダがヤンキースのエースだ」

 同紙はこう記し、味方の貧打によって好投が報われなかった黒田こそ、ピンストライプのエースだと指摘している。

 昨年は11勝13敗という不運な成績に終わった黒田だが、同紙は逆に打線の援護の貧弱さをこう皮肉っている。

「もしも、黒田の登板機会に、ヤンキース打線がルイビルスラッガー(米スポーツメーカーのバット)ではなく、あたかも濡れた新聞紙を巻いた棒を使っているような不振でなければ、彼の成績はもっと見栄えのいいものになっていた」

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