横浜DeNAベイスターズ・入来用具担当の出演CMが話題に 裏方の存在意義に迫る

宇宙人ジョーンズがプロ野球の裏方を調査

 みなさんはもうご覧になっただろうか。巨人やメッツ、ブルージェイズのマイナーなどでプレーし、現在は横浜DeNAで1軍用具担当をしている入来祐作氏(41)がコーヒー飲料の「BOSS レインボーマウンテンブレンド」のCMに出演している。22日からオンエアされている。

 このCMは人気シリーズで、ハリウッドスターのトミー・リー・ジョーンズが、宇宙人ジョーンズに扮して、様々な職業に就きながら未知なる惑星「地球」を調査するというもの。今回のプロ野球「用具係」編が第41弾になる。運送業や教師、工場勤務、激安スーパー、カラオケ店員など数多くの職業を調査してきたジョーンズが今回は現役選手を裏方としてバックアップしている人間に迫っている。

 いつもは目立たない存在だが、広い視野で目を光らせているのが用具担当だ。CMでは、若い選手のスパイクのひもが切れていることに気づき、「道具を大事にしないといけない」とさっと付け替える入来氏の横顔がとても渋い。そして、その若手選手がプロ初勝利したとき、この世に1つしかない大事なウイニングボールを入来氏にプレゼントするというストーリーだ。

 地味な仕事と思われることもあるが、用具係の仕事は誰にもできるものではない。入来氏だけでなく、各球団において元プロ野球選手が務めることが多いのは、選手、コーチの気持ちを理解できるからだ。理屈ではなく、瞬間的に感覚で動かなくてはならないときがあるくらい、仕事量も多く、時間も足りない。責任の大きい仕事なのだ。

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