阪神の新外国人マウロ・ゴメスが開幕から25試合連続出塁 そのすごさと秘密

開幕から好調をキープするゴメス

 開幕前はどうなることやらとファンを心配させたが、阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)が開幕から絶好調だ。25日の横浜DeNA戦(横浜)では3回ノーアウト満塁からレフト前へタイムリー。これで開幕から25試合連続出塁をマークした。

 ゴメスはドミニカ共和国生まれ。2003年にテキサス・レンジャーズと契約した。

 2012年にはレッドソックスでメジャー昇格。37試合で2本塁打を放った。昨年はナショナルズ傘下のマイナーに所属していた。かつての阪神でプレーしていたオマリー氏も高く評価するほどの打撃センスを持っている。阪神だけでなく、巨人をはじめ他球団の渉外スカウトも獲得調査を行っていたというほど、マークされていた助っ人だった。

 そんなゴメスが4月25日現在で、打率は3割2分7厘、3本塁打、リーグ2位の28打点と勝負強さを発揮。チームが2位につける原動力となっており、1997年の和田豊(現阪神監督)の24試合連続出塁を超えた。

 家族の事情で来日が2度も遅れたことがあった。2月10日に合流したキャンプでは紅白戦出場回避や、右膝裏痛で別メニュー調整となるなど、実力に疑問符をつける報道もあったが、今や虎打線に欠かせぬ存在。開幕から4番に据えた和田監督の我慢が実った。

 記録を更新していることにゴメスは「意識はしていないよ。今はチームもいい雰囲気なので、気持ちよくプレーができているね」と話している。

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