延長14回の消耗戦でヤンキースのブルペンが窮地に 指揮官は次戦先発の田中将大に「ロングイニング登板指令」

ヤンキースは8投手をつぎ込んでレイズに敗戦

 3日午後1時5分(日本時間4日午前2時5分)開始のレイズ戦に先発するヤンキースの田中将大投手(25)に「ロングイニング登板指令」が出た。ヤンキースは2日のレイズ戦で延長14回の熱戦の末に敗北。実に午前1時前まで続いた5時間49分のロングゲームは残酷な結果に終わった。

 主将のデレク・ジーターが7打数無安打に終わるなど、延長に入ってからはサヨナラのチャンスを何度も作りながら打線が精彩を欠いたが、深刻なのはむしろ救援陣だ。先発のビダル・ヌーニョが5回を持たずに降板。そこから7投手をつぎ込み、最後は8番手の右腕クリス・ラルーが延長14回に5失点と炎上して敗れた。

 試合後、ジョー・ジラルディ監督は疲れ果てた様子で記者会見場に現れた。そして、8人もの投手をつぎ込みながら勝利をつかめなかったことを嘆いた。

「ブルペンは窮地に立たされている。それは疑いようがない。(土曜日には)先発投手により多くのアウトを取ってもらうことが必要となるだろう」

 この日は救援投手だけで180球以上を投げた。つまり、3日の試合では登板できる投手も限られてくる。しかも、デーゲーム。先発する田中が長いイニングを投げられなければ、勝利の可能性が小さくなるばかりか、チームのダメージがさらに深刻なものになってしまう。

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