今季4勝目の田中将大にチームメイトから早くも“エース”の声 「彼が先発ローテーションの1番手」

ヤンキース監督も絶大な信頼を寄せる

 今年2月の移籍会見時にはブライアン・キャッシュマンGMが7年総額1億5500万ドルのルーキー右腕について「ローテーションの3番手」と発言していたが、デビューイヤーの序盤にして、百戦錬磨の女房役も田中をエースと認めた形だ。

 さらにマッキャンは「彼は様々な方法で打者に攻撃をしかけることができる。たった1つの球種で勝負する投手もいるけれど、田中は違う。バッターが右利きか左利きかに応じて、プレートのコーナーに投げ分ける。ボールのキレが万全でなくても、持っている球種のラインナップの中から巧みに打者を攻略するんだ」ともコメントし、その投球を称えている。

 一方、ジョー・ジラルディ監督もMLBの公式ホームページで「誰もが田中がどこまでやれるか分かっている。闘える男で長いイニングを投げてくれる。そして、ゲームを作ってくれる。チームに勝利できるチャンスを与えてくれる。そう言っても間違いないだろう」と高く評価。前夜はレイズに延長14回の激闘の末に敗戦。指揮官はブルペンの負担を軽減させるために田中に長いイニングを投げることを切望していたが、その期待にも応えた。

 地元紙「ニューズデイ」も「マサヒロ タナカは立派。打線も終盤に目覚めて、ヤンキース勝利」という見出しで報じている。これで楽天時代から継続中のレギュラーシーズン連勝記録を32に伸ばし、チームの連敗も3で止めた。早くもエースの地位を確立しつつある田中の活躍はまだまだ続きそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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