サバシアが故障者リスト入り 開幕時の先発ローテで残ったのは黒田博樹と田中将大だけ!?

サバシアも故障者リストに名を連ねる緊急事態

 田中将大投手の所属するヤンキースの先発ローテーションが崩壊危機に直面した。ローテーションの1番手のCC・サバシア投手が10日に右膝の精密検査を受け、膝関節部分の炎症で水が溜まっていることが判明。故障者リスト入りすることになった。ニューヨークポスト紙でヤンキース番の名物記者ジョージ・キング氏が報じている。

 ジョー・ジラルディ監督によると、4-5で敗れた10日のブルワーズ戦で先発したサバシアは5回1/3まで投げ、3本のホームランを含む8安打4失点を喫した後、膝の痛みを訴えたという。

「試合後に痛みが出た。靭帯部分に損傷はなかったが、膝に水が溜まっている。溜まった水を抜く必要があるので、彼を故障者リストに入れることは間違いない」と指揮官は語ったという。サバシアは2010年に右膝を手術しており、古傷だった。

 サバシアは15日のメッツ戦で先発予定だったが、今季途中にマイナーから昇格したアルフレッド・アセベス投手が代役で先発予定だという。故障者リスト入りするサバシアの代わりには3Aから右腕の抑え、マット・デイリーがメジャーに昇格する。

 ローテーションの1番手を任される実績抜群のサバシアだが、今季8試合に先発し、3勝4敗で防御率5・28と振るわなかった。最近の3試合は0勝2敗。計14イニングで27安打を浴び、防御率は6点台と不調だった。今季打たれた10本のホームランはア・リーグ最多の数字だという。

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