現地メディアが選ぶメジャー「四半期アウォーズ」で田中将大が2冠

田中は「アメイジング」

 メジャーリーグ全30チームが2014年シーズンの4分の1に相当する40試合を消化したが、地元メディアESPNが「四半期アウォーズ」という特集を行い、現時点での活躍に応じてMVP、最優秀新人などを選出。ここでヤンキースの田中将大投手が2冠に選出されている。以下が主な部門。

【ナ・リーグ最優秀選手】
トロイ・トゥロウィツキー遊撃手(ロッキーズ)
43試合出場時点 打率3割8分9厘 13本塁打 35打点

【ア・リーグ最優秀選手】
ジョシュ・ドナルドソン三塁手(アスレチックス)
44試合出場時点 打率2割7分4厘 10本塁打 35打点

【ナ・リーグ サイ・ヤング賞】
右腕ジョニー・クエト(レッズ)
10試合出場時点 4勝3敗 四球18 奪三振82 防御率1・86

【ア・リーグ サイ・ヤング賞】
右腕マックス・シャーザー(タイガース)
9試合出場時点 6勝1敗 四球20 奪三振73 防御率1・83

【ナ・リーグ最優秀新人選手】
クリス・オーウィングス(ダイヤモンドバックス)
42試合出場時点 打率2割8分5厘 2本塁打 7打点

【ア・リーグ最優秀新人選手】
右腕・田中将大(ヤンキース)
9試合出場時点 6勝1敗 四球8 奪三振73 防御率2・39

 寸評を掲載したジェイソン・スターク記者は、今季開幕から目を見張る活躍を見せ、今月18日に左足首の腱炎で15日間の故障者リスト(DL)に入ったキューバ代表の強打者、ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス)に触れ、「アブレイユが故障せず、田中とアブレイユが今季序盤の信じられないような活躍を1シーズン通じてみせてくれるのなら、最終的には年間50本塁打を記録する打者と、年間28勝1敗の投手のどちらかを選ばなければいけないのだろうか?」と記している。

 だが、それでも同記者は「私は田中を選ぶ」と断言。米国で評価基準の1つとして重視されているWHIP(1イニングあたりの安打+四死球)が0・97であることを指摘した上で、「これはメジャーでマウンドの高さが低く改正された45年前からルーキーの先発投手としては最高の数字だ。9イニング当たりの10・26という奪三振数もルーキー史上5位以内に入る」と称賛している。また、ニューヨークという多大な重圧や注目が圧し掛かる地で結果を残していることも高く評価しているようで、その活躍を「アメイジングだ」としている。

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