5回途中で降板の松坂大輔に地元メディアは厳しい見方 「打線が援護するたびにリードを台無しにした」

勝利投手の権利を目前にして降板した松坂

 メッツの松坂大輔投手(33)が4日(日本時間5日)、リグレー・フィールドで行われたシカゴ・カブス戦で今季2度目の先発のマウンドに立った。4回1/3を投げたが、勝利投手の権利を目前にして降板。その後、メッツは4-5の逆転負けを喫した。松坂に勝敗はつかなかった。

 メッツは初回、カブスのショート、スターリン・カステロのエラーから1点を先制。さらに2アウト1、2塁から6番のルーカス・デューダがレフトへのタイムリー2塁打を放ち、松坂は3点の援護を受けた。

 しかし、松坂も立ち上がりの制球が定まらず、ヒットとフォアボールで走者を出すと、エラーの帳消しに燃えるカステロにライト前へタイムリーを運ばれた。この回、内野ゴロの間にもう1点を奪われ、2点を失った。

 相手先発のエドウィン・ジャクソンも立ち直り、2、3回は両軍とも無得点。松坂も制球に苦しみながらも粘った。

 そして4回。8番のルーベン・テハダ内野手がレフトへ追加点となるホームランを放ち、メッツがリードを広げた。

 松坂はその裏のクリス・コグラン外野手にライトへの3塁打、マイク・オルト内野手にフォアボールを与え、1アウト1、3塁のピンチを招いた。ジョン・ベイカーに対しても3ボールとボールが先行。4球目を捉えられると、松坂の足にライナーが直撃。転々とするボールはショートの前に転がり、幸運にもショートへの併殺に打ち取り、体を張って、ピンチを切り抜けた。

 しかし、勝利投手の権利が目前に迫った4-2の5回、1死1塁からジャスティン・ルジアーノにストレートのフォアボールを与えたところで、コリンズ監督から交代を告げられた。メッツはその継投策が実らず、その回に一気に3点を奪われて逆転負けを喫した。

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