現時点でオールスター出場に「当確」マークがつく日本人投手は? 今年は1995年の野茂英雄氏以来となる日本人先発の可能性も

ダルビッシュの選出はほぼ当確

 6月の声が聞こえると、ここかしこで話題となるのが「オールスターゲーム」の話だ。

 今年はツインズの本拠地ミネソタ州ミネアポリスにあるターゲットフィールドが舞台。第85回を迎える今回のオールスターは、ミネアポリス出身の漫画家チャールズ・M・シュルツの代表作「ピーナッツ」に登場するスヌーピーやチャーリー・ブラウンが特別キャラクターとして開催を盛り上げている。

 オールスターと言えば、もちろん気になるのは出場選手だろう。選出方法は、ご存じのとおり、ファン投票、選手間投票、そして監督推薦の3つ。ファン投票で選ばれるのは野手のみで、投手の場合は選手間投票か監督推薦による選出となる。

 ファン投票の場合、毎週集計結果が発表されるので、どの野手が選ばれそうか大体の予測がつく。一方、投手の場合は、7月第1週の週末に最終発表されるまでベールに包まれたまま。それだけに、ファンだけではなく、メディアもまた三人寄れば文殊の知恵ということで、数人集まって話をすると、必ず一体誰が選出されるのかという話題に花がさく。

 出場選手の発表まで、まだ1カ月ほどの余裕があるが、記者の誰もが文句なしの「当確」マークをつけるのが、ダルビッシュ有(レンジャーズ)と田中将大(ヤンキース)の二人だ。

 これまで2年連続でオールスターに選ばれているダルビッシュは、昨季サイ・ヤング賞争いで2位に入るなど、この2年間で実力と知名度はともにメジャー屈指のものとなった。たとえ平均的な成績だったとしても選出される可能性は高いが、今季も6勝2敗、防御率2・36(6月7日現在)と文句なしの成績。3年連続でア・リーグ選抜のユニフォームに袖を通すことは確実だ。

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