打球直撃のアクシデントも松坂大輔が3勝目! チームの連敗を6で止める

「足の張りがなければ、彼は7回も投げていた」とコリンズ監督

 メッツの松坂大輔投手が10日(日本時間11日)のブルワーズ戦で今季3度目となる先発のマウンドに上がり、6回を3安打1失点に抑え、今季3勝目を挙げた。松坂は6回表の相手の先頭打者、カルロス・ゴメス外野手のピッチャー返しを右太もも裏に受けるアクシデントがあったが、6回を投げ切った。

 2ボール2ストライクからの5球目にファストボールを投げ込んだ直後だった。ゴメスの強烈な打球が反転した松坂の太もも裏を直撃。マウンド近くでバウンドするボールに反応し、完璧なフィールディングでピッチャーゴロに仕留めたが、その後は顔をしかめながら太もも裏をさすっていた。

 アクシデントを乗り越え、6回を三者凡退で投げ切り、降板した松坂は3安打5奪三振1失点と見事なクオリティ・スタート(6回以上を自責3以内)。6-2勝利に大きく貢献し、チームの連敗を6で食い止める殊勲の3勝目を挙げた。

 球数はちょうど100球でストライクは64球、四球は3。防御率は2・95に向上した。4日のカブス戦は4失点を喫し、5回途中で降板。勝敗は付かず、チームも敗れていたが、信頼を大きく回復する力投だった。

 試合後、メッツのテリー・コリンズ監督は「カルロス・ゴメスの打球を受けた足の張りがなければ、彼は7回も投げていた」と地元メディアに話しているだけに、Dice-Kの太もも裏の状態が気になるところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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