オールスター先発よりチームの勝利!? 田中将大が地元紙に夢舞台での先発にこだわらない考えを明かす

田中にとってオールスター先発の重要性は高くない

 ヤンキースの田中将大投手が、選出が確実視されているオールスター(7月15日・ミネアポリス)での先発という名誉にこだわりを持っていないことを明かしている。地元紙ニューヨーク・デイリーニューズの取材に応えたもので、「ヤンキースのマサヒロ タナカはオールスター戦での登板にこだわりを持たず」という見出しで取り上げられている。

「ア・リーグ東地区の僅差での戦いを見れば、輝けるルーキーイヤーの活躍でオールスターに先発するという栄誉の最有力候補である田中のために、ローテーションをシャッフルする考えはヤンキースにはない」

 特集はこんな文章でスタートする。このままいけば、右腕はオールスター前最後の試合となる7月13日のオリオールズ戦で先発する予定。現在の労使協定では、以前まではあった「オールスター2日前に先発した先発投手は登板不可能になる」という条項が変更された。ただ、選手が登板に関する選択権を持つものの、1イニングまでしか投げられず、事前に投球数も限定されている。

 ヤンキースがローテーションの変更をしない方針であることを踏まえ、記事ではMLBのルール上、田中がヤンキースのローテーションの兼ね合いでオールスター先発が危ぶまれている現状を指摘する。

 もっとも、田中は同紙の取材に対して「今のところ、オールスターで登板することの重要性はさほど大きくありません」と通訳を介して答えているという。天気次第でローテーションが変わることもあり、オールスターに先発するために何かを変更してほしいと言う立場ではないとも明言。どうなるか、状況を見るだけだというのだ。

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