大谷翔平が“二刀流”でのオールスター出場 投手・野手両方での選出は関根潤三氏以来

今年のオールスターは7月18日、19日に開催

 2014年マツダオールスターゲームの出場選手(セ・パともに28人)が、日本プロ野球機構から発表になった。すでに明らかになっているファン投票、選手間投票で選ばれた選手のほか、監督推薦メンバーでは日本ハムの大谷翔平が投手で選ばれた。昨年は外野手で選ばれたこともあり、投手と野手、まさに二刀流でのオールスター出場となる。

 投手と野手の両方で選ばれたのは、ヤクルトの監督などを務め、野球殿堂入りをしている関根潤三氏(87)以来のこととなった。関根氏は1953年に投手、1962年に打者として出場したことがある。オールスターには合計で5回(1953、1959、1960、1962、1963年)、出場した。関根氏は2リーグ制以降で、防御率のベストテン、打撃のベストテンの両方に入ったことのある唯一のプレーヤー。大谷の投打での活躍により、関根氏の偉大さが改めて浮き彫りになった。

 また、パ・リーグからは楽天の則本昂大投手、福山博之投手、ソフトバンクから柳田悠岐外野手が監督推薦で初選出となった。

 セ・リーグではヤクルトから山田哲人内野手、中村悠平捕手、雄平外野手が監督推薦でうれしい初選出。横浜DeNAからはクローザー・三上朋也、8勝を挙げている井納翔一投手も初選出となった。

 中日からは、谷繁元信選手兼任監督が捕手として出場するという驚きのプランだ。また、福谷浩司投手、山井大介投手、大野雄大投手が監督推薦で選ばれた。

 星野仙一監督がパの指揮を執ることも決まり、楽しみな陣容が固まった。今年のオールスターは、7月18日、19日に西武ドーム、甲子園で開催される。

以下、出場選手一覧
◎印はファン投票選抜、☆印は選手間投票選抜、他(無印)は監督選抜による。

セ・リーグ

監督:原辰徳(巨人)
コーチ:和田豊(阪神)、野村謙二郎(広島)

先発:◎前田健太(広島)
中継:◎一岡竜司(広島)
抑え:◎ミコライオ(広島)
投手:☆菅野智之(巨人)、山口鉄也(巨人)、藤浪晋太郎(阪神)、大野雄大(中日)、福谷浩司(中日)、山井大介(中日)、井納翔一(DeNA)、三上朋也(DeNA)
捕手:◎☆阿部慎之助(巨人)、谷繁元信(中日)、中村悠平(ヤクルト)
一塁手:◎キラ(広島)、☆ブランコ(DeNA)
二塁手:◎☆菊池涼介(広島)
三塁手:◎堂林翔太(広島)、☆村田修一(巨人)
遊撃手:◎☆鳥谷敬(阪神)
内野手:坂本勇人(巨人)、山田哲人(ヤクルト)
外野手:◎丸佳浩(広島)、◎☆エルドレッド(広島)、◎☆バレンティン(ヤクルト)、☆マートン(阪神)、大島洋平(中日)、雄平(ヤクルト)

パ・リーグ

監督:星野仙一(楽天)
コーチ:田辺徳雄(西武)、伊東勤(ロッテ)

先発:◎西勇輝(オリックス)
中継:◎佐藤達也(オリックス)
抑え:◎平野佳寿(オリックス)
投手:☆金子千尋(オリックス)、則本昂大(楽天)、福山博之(楽天)、岸孝之(西武)、五十嵐亮太(ソフトバンク)、サファテ(ソフトバンク)、大谷翔平(日本ハム)、クロッタ(日本ハム)
捕手:◎☆嶋基宏(楽天)、伊藤光(オリックス)、大野奨太(日本ハム)
一塁手:◎中村剛也(西武)、☆李大浩(ソフトバンク)
二塁手:◎浅村栄斗(西武)、☆藤田一也(楽天)
三塁手:◎☆松田宣浩(ソフトバンク)
遊撃手:◎☆今宮健太(ソフトバンク)
内野手:鈴木大地(ロッテ)、大引啓次(日本ハム)
外野手:◎☆糸井嘉男(オリックス)、◎中田翔(日本ハム)、◎☆陽岱鋼(日本ハム)、☆長谷川勇也(ホークス)、柳田悠岐(ホークス)
DH:ペーニャ(オリックス)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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