ヤンキースに加入する先発右腕が厳しい“掟”に直面!? ジラルディ監督は「助けになってもらいたい」と期待

マッカーシーの加入で田中と黒田の負担軽減が期待される

 ヤンキースがダイヤモンドバックスからトレードで緊急補強した右腕ブランドン・マッカーシー投手がピンストライプの名門の厳しい掟に直面した。MLB公式サイトが報じている。

 頬ヒゲと口ヒゲを蓄えたマッカーシー投手はテレビカメラの前で「1年半過ごしたチームと仲間を去ることになる。悲しい気持ちとポジティブな気持ちが入り交じっている」と語った。ヤンキースは先発ローテーションで最も不安定だった左腕ビダル・ヌーノ投手を放出し、マッカーシーを獲得した。

 マッカーシーは今季14試合先発し、3勝10敗で防御率は5・01と低調な出来だったが、すでに93三振を奪い、最近の先発2試合では2連勝を飾るなど調子は上向きだ。一方、左腕ヌーノは2勝5敗で防御率5・42。ヤンキースの先発ローテーションの弱点と地元メディアからは見放されていた。

 田中将大投手と黒田博樹投手の日本人ダブルエースにかかる負担の軽減が期待されるマッカーシーだが、夫人のアマンダさんが自身のツイッターでヤンキースの洗礼を予告。「ハハ。あなたは顔に生やした汚らしいものを剃らなければいけなくなったわね。私の勝ちよ」とメッセージを送っている。

 厳しい規律で知られるヤンキースは選手の無精ヒゲや長髪は厳禁。アマンダ夫人は夫のヒゲ面を好ましく思っていなかったようで、新天地移籍に喜色満面の様子だ。

 一方、ジラルディ監督はヒゲ面の右腕に歓迎ムードを漂わせている。「マッカーシーは経験のある先発投手だ。彼にはいいピッチングをしてもらいたいし、長いイニングを投げてもらいたいとも思っている。しばらく不調だったことも知っているが、状況も一変したようだ。助けになってもらいたい」と語り、活躍を期待している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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