田中将大のDL入りでヤンキースが窮地に 「長期離脱なら修復不可能」と米紙

ヤンキース監督「肘の検査を受けたことでそれなりの懸念はある」

 ヤンキースは9日(日本時間10日)、田中将大投手を右肘の炎症のため、15日間の故障者リスト(DL)に入れたと発表した。

 田中は7回途中5失点で4敗目を喫した8日のインディアンス戦後に痛みを訴えたそうで、9日にニューヨークへ戻り、磁気共鳴画像装置(MRI)による精密検査を受けた。正式な診断結果はまだ出ていないが、長期離脱の可能性もあり、米メディアは速報を出して新人右腕のアクシデントを大きく報じた。

 開幕から最初の14試合で11勝1敗、防御率1・99とセンセーショナルな働きを見せたが、最近4試合は1勝3敗、防御率4・25と急失速。

 スポーツ専門局ESPN(電子版)は、「最近4試合のうち、3試合が中4日での登板だった」ことに注目。ジラルディ監督の「(登板間隔と今回の故障に)関係があるかどうかはわからない。中4日の登板が続いたのは初めてのことだから慣れようとしているところ。肘の検査を受けたことでそれなりの懸念はある」という談話を紹介した。

 8日の試合で捕手を務めたブライアン・マキャンは「試合中に彼が違和感を覚えている様子はなかった。ただ言えることは、いつもの調子ではなかったということだけ」と、DL入りを聞いて驚いたという。

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