横浜DeNA三浦大輔が史上4人目の快挙 22年連続勝利の裏にある努力と新記録樹立の可能性

今期6試合目の登板で初勝利を挙げた三浦

 ハマの番長こと、横浜DeNAの三浦大輔投手(40)が13日の神宮球場でのヤクルト・スワローズ戦に先発し、5回を投げて3安打1失点(自責0)、85球で、うれしい今シーズン初勝利を手にした。これで入団2年目の1993年から22年連続で白星を挙げたことになる。

 インタビューで三浦は「お待たせいたしました」と少しだけ笑顔で、少しだけ申し訳なさそうに、頭を下げた。今季は調子が上がらず2軍に降格していた時期もあり、6試合目の登板だった。6回以降は5投手の継投でリードを守り切り、8-4で勝利した。

「何とか踏ん張れてみんなに感謝しています。ここまで時間かかりましたから、ひとつ勝ててほっとしています。勝てたことがうれしいです」と何はともあれ、チームの4連勝に貢献できたことがうれしかった。

 5回には復帰したばかりの相手の強打者・バレンティンをカットボールでキャッチャーフライに仕留めた。そこまで球威のない三浦が相手バッターを抑えられるのは、その繊細なコントロールがあるから。年齢を重ね、投げるイニングが減っても、この制球の良さが失われない限り、記録を塗り替えていくだろう。

 この日と同じ22年連続勝利を記録しているのは、阪急、阪神、近鉄で活躍し、通算350勝を挙げた米田哲也氏(1956年~1977年)。そして、三浦の上をいくのは2人。西武、ダイエー、巨人、横浜で活躍した工藤公康氏(51)と中日ドラコンズの山本昌投手(48)の23年連続だ。

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