不振の青木宣親が先発落ち ロイヤルズは外野手補強へ

レンジャーズの強打者リオスに関心を示す

 ロイヤルズの青木宣親外野手が21日(日本時間22日)のホワイトソックス戦を欠場した。相手の先発は左腕セール。これまでは左投手でも先発起用されてきたが、この日は俊足堅守のダイソンが中堅に入り、ケーンを右翼に回す布陣で臨んだ。スピードを重視したメンバー変更も実らず、チームは1-3で敗れて後半戦4連敗。48勝50敗となった。

 青木は故障者リストから戻った7月11日以降、20打数3安打と低調。地元紙カンザスシティー・スターによると、青木のスタメン落ちについて、ヨースト監督が「(ダイソンの守備力を生かしたいのと青木の不振の)両方の理由がある。打線に攻撃力を加えたかった」と説明している。

 最近3試合でわずか2得点。ヨースト監督が「大事なところで1本が出ていれば……」と嘆く試合が増えており、得点力不足は深刻な状況だ。21日付のCBSスポーツ(電子版)は、「ロイヤルズがレンジャーズのアレックス・リオス外野手に関心を示している」と報じ、トレードで外野手の補強を目指すとの見方を示した。ロイヤルズの外野陣はケーンを除いて、青木、ゴードン、ダイソン、イバネスの4人が左打者。右の強打者リオスはチームの足りないピースを埋めてくれる。

 ただ、ヨースト監督はまだ自軍の打線が目覚めることを信じている様子。地元紙カンザスシティー・スターによると、監督は「信じられないのなら試合前の打撃練習を見てくれ。選手はさく越えを連発している。まだ相手チームの監督に打撃投手を試合で投げさせるように説得できていないがね」とユーモアを交えて、前向きな姿勢を保っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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