イチローに再びライバルか ヤンキースGMが打線の補強を宣言

不振のイチローには厳しい論調

 この2選手の名前が挙がる背景には、イチローのパフォーマンスも影響しているようだ。

 記事では「ブレット・ガードナーとジャコビー・エルズベリーは今季ヤンキースの外野陣でコンスタントに結果を出しているが、40歳のイチロー スズキはレギュラーでプレーするようになって調子を落としている。チームはカルロス・ベルトランが右肘骨棘障害を理由に、今季中に守備に就けるかどうか、確信がない」と厳しく指摘している。

 守備や走塁で高いレベルを示しているイチローだが、24日(日本時間25日)のレンジャーズ戦後の打率は2割7分8厘。ここ10試合では31打数4安打。今月11日のオリオールズ戦の時点でチームで最高の3割6厘だった打率は下降線をたどっている。

 レンジャーズは守護神ホアキン・ソリア投手を有望な若手2人とのトレードでタイガースに放出するなど、来季の巻き返しに動き始めている。実力者リオスがヤンキースに加入すれば、イチローは再び定位置を失い、出場機会が激減する恐れもある。

 開幕当初の外野手の5番手という低評価を自らのプレーで覆し、レギュラーを勝ち取ったイチロー。再び迎えようとしている正念場を乗り切ってくれると信じたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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