田中将大が5日にキャッチボール再開へ ヤンキースにとって「今季最も大事な日」

違和感を完全に消し去っても8月中の復帰は困難

 田中はすでに今月1日にチームドクターの診断を受けており、ここまでは順調な回復を見せている。ジョー・ジラルディ監督は4日について「キャッチボールをするか、しないかは、いずれの選択肢もある」と明言を避けたが、痛みの再発がなければ、7月8日のインディアンス戦以来となるキャッチボールを行うことを了承しているという。

 ただ、田中がその際に違和感を完全に払拭したとしても、8月中の復帰は不可能と見られている。

 指揮官は「正確にはどうなるか分からない。すでに身体は出来上がっているので、ゼロからやり直しというわけではない。おそらく、最初は60フィート(18メートル)のキャッチボール。そこから、90フィート(27メートル)、120フィート(36メートル)。そして、平地での投球練習。そして、ブルペン。リハビリ用の試合と移っていく」と話している。

 いずれにしても、この久々のキャッチボールで田中の右肘の痛みや違和感が消えていることが重要。回復が思わしくない場合、トミー・ジョン手術を受ける可能性が高く、全治1年から1年半という長期離脱を余儀なくされる。

 今季12勝4敗、防御率2・51と圧倒的な成績を残してきた右腕は2年ぶりのプレーオフ進出を目指すヤンキースにとって不可欠な存在。ファンもエースが戻ってくることを期待している。

 田中の無事な回復を祈るばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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