甲子園の初戦の見どころは? 7日間はいずれも見逃せない対戦が目白押し

いきなり第1試合に登場するセンバツ覇者・龍谷大平安

 9日に開幕する夏の甲子園。各校ドキドキの抽選会が終わった。初戦の最後の登場は岡山の関西高校の7日目。開幕カードから7日目まで毎日見逃せない対戦が目白押しとなった。開催日別に注目カードを紹介したい。

○1日目

 なんといっても、注目はセンバツの覇者・龍谷大平安。第1試合にいきなり登場する。相手は春日部共栄高校。開幕戦ではなかったが、昨年のセンバツの優勝校・浦和学院は初戦の仙台育英戦で敗れてしまった。それほど甲子園の初戦の入り方は大事で難しい。春日部共栄もエース・金子大地投手も好投手で、3番の守屋元気捕手は地区予選で5割7分7厘の高打率。なかなかの好ゲームになりそうだ。

○2日目

 4試合すべてが玄人好みの熱い試合になる。中でも注目ゲームとして愛知・東邦と宮崎・日南学園を挙げたい。甲子園常連の2校は投打ともにバランスが良い。東邦は3人の好投手を擁し、誰が先発してくるかわからないが、優勝を狙える戦力がバランス良く整っている。一方、日南学園は昨夏、同県の延岡学園が準優勝しており、ずば抜けた能力のある選手がいなくてもチーム力で決勝にいけると自信を深めている。

○3日目

 第1試合の群馬・健大高崎と山口・岩国の対戦。健大高崎は地区予選35盗塁の機動力が売りだが、センバツでも投げた岩国のエース・柳川健大投手がどう封じるかがカギ。投球能力が高い投手であり、牽制の技術がこの試合では求められそうだ。

○4日目

 強打の福岡・九州国際大付属が登場。南北海道の東海大四高と対戦する。九州国際大付属にはプロ注目の清水優心捕手ら強打者たちが取り上げられているが、カナダ出身のジャーマイアス賢三、父がナイジェリア人のアドゥワ大の2人も、どんなプレーするのか楽しみだ。

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