【今日のMLB日本人選手】岩隈が田中と並ぶ今季12勝目を挙げる 和田は雨天コールドでラッキーな初完封

岩隈が今季12勝、上原は勝ち越し点を許し敗北

○フィリーズ対マリナーズ(フィラデルフィア)

 マリナーズの岩隈久志は敵地でのフィリーズ戦に先発。初回、1番リベアから見逃しの三振を奪うと、2番ロリンズにライト前ヒットを打たれるが、続く3番アットリーをショートフライ、4番ハワードを空振り三振に仕留める。2回は2死から7番ルイスにヒットを打たれるも、8番アッシュをファーストゴロに打ち取る。3回は3者凡退に抑え、4回は1死からハワードに2塁打を許すが、後続から連続で空振り三振を奪う。5回にアッシュに内野安打を打たれたのを最後に11人連続で凡退させ、5-0の9回表に打席が回ったところで代打を送られ、96球で交代した。

 8回を投げ、2人以上の走者を1度も許さなかった岩隈は、これでヤンキース田中と並ぶ12勝目となって今季日本人最多勝利を得た。試合はフィリーズが9回に2点を返すも、2死1、2塁からロドニーが抑え、マリナーズが5-2で勝利している。

岩隈久志 12勝6敗 防御率2.57 120奪三振

○カブス対ジャイアンツ(シカゴ)

 カブスの和田毅は本拠地でのジャイアンツ戦に先発。初回は1死から2番ペンスに2塁打を許すが、3番ポージー、4番サンドバルを内野フライに打ち取る。2回は2死から7番アリアスにレフトへの2塁打、8番クロフォードにショートへの内野安打を打たれるも、9番ボーグルソンから空振り三振を奪ってホームを踏ませない。3回以降もランナーを1人までに抑え得点を与えなかった。

 5回裏を迎えたところで、試合は悪天候により中断。4時間にわたる中断の末コールドとなり、2-0でリードしていたカブスが勝利した。和田は79球を投げて5回6安打無失点、ラッキーな形でメジャー初完封となり、3勝目を手にした。

和田毅 3勝1敗 防御率2.75 33奪三振

○レッドソックス対エンゼルス(ボストン)

 レッドソックスの上原浩治は本拠地でのエンゼルス戦に救援登板。3-3の同点で9回表のマウンドに立った上原は、6番アイバーをファーストライナーに仕留めると、7番フリースから空振り三振を奪う。しかし8番ボーシュと9番イアンネタに立て続けに2塁打を打たれ、エンゼルスへ勝ち越しの1点を与えてしまう。1番カルホーンをセンターライナーに打ち取って裏の攻撃に託したが、レッドソックス打線は2死1、2塁まで持ち込むも得点に至らず3-4で敗北。上原は今季3敗目を喫した。

上原浩治 5勝3敗26S 防御率1.53 72奪三振

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