プレーオフ進出を目指すマリナーズで珍事件 マイナーで調整中の選手が試合中に自チームのスカウトにアイスを投げつけ乱闘寸前に

アイスを投げつけたモンテロは今季出場停止処分に

 プレーオフ進出を争うマリナーズで珍事件が起きた。傘下の1Aエベレット・アクアソックスで調整中だったヘスス・モンテロ捕手がアイダホ州で行われた試合中に、スタンドのマリナーズのスカウトにアイスを投げつけるなど乱闘寸前となる騒動を起こし、チームから今季出場停止処分を受けた。マイナーリーグの公式サイトが「マリナーズのモンテロが口論の渦中に」と報じている。

 現地時間28日にアイダホ州ボイシで行われたマイナーリーグの試合で、あるスカウトが一塁コーチを務めていたモンテロに大声でグラウンド外での奮起を促したという。今季開幕前のキャンプに体重40ポンド(約18キロ)オーバーで参加するなど自己管理の甘さが目立ったキャッチャーはこれに激高。3塁側の自軍ダグアウトに猛進したという。

 このスカウトはスタンドでアイスクリームサンドを購入すると、ダグアウトのモンテロに“プレゼント”。この挑発行為で完全に火が付いたモンテロは、バット片手に四文字言葉を連呼しながらスカウトに迫ると、アイスクリームサンドを投げつけたという。

 投げつけられた人物はマリナーズのスカウト、ブッチ・バッカラ氏だった。

 渦中のバッカラ氏は地元紙シアトル・タイムズの取材に対し、「私はマリナーズのために働いている。オフの日も、だ。なぜ、チームの誰かを傷つけなければいけない。この出来事は本意ではない」と語っている。

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