野球挑戦に踏み出した元NBAスター選手、マグレディが再びNBAに復帰!?

「Tマック」がコービー・ブライアントと自主トレを実施

 今季米独立リーグ、シュガーランド・スキーターズで投手として挑戦しながらも、シーズン途中に引退を表明していた元NBAのスター、トレーシー・マグレディが2度目の現役引退を乗り越え、NBA復帰に動いていることが明らかになった。

 7度のNBAオールスター出場を誇り、「Tマック」の異名を持つ名手は8月末、ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント選手と南カルフォルニアのジムで合同自主トレを行ったという。米ヤフー・スポーツに「コンディションを高めるためにKB(ブライアント)と自主トレを行った。自分の身体がどう仕上がるのか見てみたい」とコメントを残している。コービーと週3回のトレーニングをしばらく続けていたという。

 NBAで16シーズンプレーし、2003年と04年に得点王に輝いたマグレディは2013年8月にサンアントニオ・スパーズで現役引退を表明。今年2月に野球への転向を表明し、米独立リーグのスキーターズと契約した。34歳で新たな挑戦だったが、圧倒的な身体能力と身長203センチという体格から繰り出す速球に期待も集まったが、7月16日の独立リーグのオールスター戦で登板後、野球からの引退を表明した。わずか5か月間の挑戦だった。

 そして、現在は一度引退したはずのバスケットへの復帰に向けて、動き出しているという。10月に中国への興行遠征に参加する契約を結んでいるために、開幕を控えるNBAのキャンプに参加できないものの、NBAの2チームがTマックの獲得を打診していると報じられている。

 NBAシャーロット・ホーネッツのオーナーで、伝説的なスター、マイケル・ジョーダン氏は1993年に一度バスケットボールから引退。MLBホワイトソックス傘下の2Aで少年の頃からの夢だった野球に挑戦した後、再び95年にシカゴ・ブルズでNBAに復帰した経緯もあった。ジョーダン氏と同じ道を歩むのか。Tマックの挑戦に全米が注目している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY