ヤンキースの黒田博樹が今季最短の3回1/3でまさかのKO 9安打4失点の乱調で降板

黒田は粘りの投球を見せられず67球で降板

 ヤンキースの黒田博樹投手は本拠地でのレイズ戦に先発し、今季最短の3回1/3でKOされた。前回登板で日本人初の5年連続2ケタ勝利となる10勝目を挙げた黒田だったが、球審のストライク判定が厳しかったこともあり、9安打4失点1本塁打と大乱調。持ち味の粘りを発揮することも出来ず、早々にマウンドを降りた。

 黒田は初回、3者三振と最高の立ち上がりを見せる。しかし、2回の先頭ロニーに内角高めへの速球を右翼席へと運ばれ、先制を許した。

 さらに、3回は無死からハニガン、ゾブリストに連打を浴びると、1死1、2塁となってからロンゴリアにセンターへのタイムリーを許す。続くロニーにもセンターへと運ばれて3失点目。早くもブルペンでハフが準備を始めたが、マイヤーズは空振り三振、ジョイスは投ゴロとピンチを切り抜けた。

 しかし、打線が3回までノーヒットと沈黙する中、黒田は粘りきれない。4回は1死からキーメイヤー、ハニガンに連打を浴びる。すると、ゾブリストに三塁線を破られて4失点目。立て直すことが出来ず、ここで降板を告げられた。

 ヤンキースにとっては20日で21連戦という過酷なスケジュールの初戦だったが、まさかのKO。今季は90球以下で終わったことがなかった右腕は、67球で降板。ストライクは45球で、防御率は3・91となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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