イチロー以来の“3冠”達成が浮上 アストロズのアルトゥーベの200安打到達で改めて注目される日本の安打製造機の偉業

イチロー以来の記録達成の浮上に米メディアも注目

 アストロズのホセ・アルトゥーベ内野手が10日(日本時間11日)のマリナーズ戦で2安打を放ち、メジャー最速で今季200本安打を達成した。出場146試合での200本到達は、マリナーズに所属していた2009年のイチロー外野手の出場144試合目に近い好ペースだ。

 さらに、打率3割3分6厘、52盗塁も現在、ア・リーグ最高の数字。このまま安打数を含めた3部門トップでシーズンを終えれば、2001年のイチロー以来となる。日本が誇る安打製造機の偉業に並ぶ可能性が出てきており、CBSスポーツなど現地メディアもイチロー以来の記録達成になると注目し始めている。

 アルトゥーベはこの日、5回に岩隈久志から左翼へのタイムリー2塁打を放つと、7回にはファークワーからレフト前にヒットを放ち、200本安打を達成。一塁ベース上から、ベンチで拍手するチームメートに向かって「2」を意味するピースサインを送った。アルトゥーベの活躍もあり、アストロズは5-2で勝利。ワイルドカード争いを繰り広げるマリナーズに連勝した。

「試合に勝てて、200本安打も達成できた。チームの勢いも感じるし、個人的にはすごく特別なこと。チームも好調なので、この上なく嬉しい。遠征で一生懸命プレーして、勝つ。それが嬉しいんだ」

 MLB公式HPによると、大台に到達したアルトゥーベ自身は満足感げにそう話している。

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