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巨人がセ・リーグ3連覇に向け独走も、MVPの本命不在 混迷を極める選定で有力なのはどの選手?

プロ野球はリーグ戦も残り10試合前後となり、リーグ戦も最終盤に差し掛かった。この時期になると楽しみなのが、リーグ・MVP候補の選定だが、基本的に優勝チームから選ばれることの多いこの賞に関して、今年のセ・リーグはかなり難しい作業を強いられそうだ。

巨人

識者の目は「菅野がMVPとなるのが妥当」

 プロ野球はリーグ戦も残り10試合前後となり、リーグ戦も最終盤に差し掛かった。この時期になると楽しみなのが、リーグ・MVP候補の選定だが、基本的に優勝チームから選ばれることの多いこの賞に関して、今年のセ・リーグはかなり難しい作業を強いられそうだ。

 既にマジックも4となり、リーグ優勝へ向けて順風満帆の戦いを続けている巨人。2位広島とのゲーム差は6で、3連覇は時間の問題となっている。前半戦は開幕から好調な戦いを続けた広島の後塵を拝したものの、6月8日に首位へ浮上して以降、一度もその座を譲らず今季もテープを切ろうとしている。

 今年の巨人は、打線の中軸、特に昨年優勝の原動力となった阿部と村田が不調に苦しみ、23日の試合で大量得点があったものの、得点はリーグで下から3番目の553。チーム打率は22日時点でリーグ最下位に沈み、23日時点で横浜DeNAを抜いたものの、下から2番目だ。リーグトップのチーム防御率3.63が表すように、接戦をしぶとい戦いでものにして、勝利を積み上げてきたシーズンとなった。

 また投手陣にしても、エース・内海や昨年猛威を振るった「スコット鉄太郎」が昨季ほどの威力を発揮できず、盤石な状態とはとても言えない状況だった。

 それが故に、リーグ終盤に差し掛かった今でも、“この選手がチームを引っ張ってきた”というインパクトを残した選手がなかなか見当たらない。原監督の手腕、そして圧倒的な選手層が、このようなチーム状態でも安定した戦いを残せた大きな要因なのは間違いないが、それにしても、MVP候補を探すのが難しい。

 スポーツコメンテーターの飯田哲也氏も、フルカウントの取材に対して困ったように答えた。

「本当に今年のMVPは難しいですね……。巨人の優勝は間違いないので、その中で、1年通して頑張ったなと思うのは、坂本ですね。インパクトはないかもしれませんが、ショートという要のポジションでフル出場を続けているのは評価できます。

 個人的にMVPに最も近いと思うのは、菅野です。菅野は夏場に1か月ちょっと離脱してしまいましたが、2年目とは思えない落ち着き、そして大事な試合は彼に任せるという中で、しっかりと勝ち星を積み上げています。また、このままいけば防御率のタイトルも取れるかもしれませんし、そうなれば菅野がMVPとなるのが妥当という印象です」

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