イチローとジーターの1、2番コンビは「オールスター」 ヤンキース監督が2人のレジェンドを称える

メジャーの球宴では5年連続で1、2番を務めた2人の名手

 ヤンキースのイチロー外野手は27日(日本時間28日)、敵地でのレッドソックス戦に今季初となる「1番・ライト」で先発した。今季限りで引退するデレク・ジーター内野手も「2番・指名打者」で先発したが、ジョー・ジラルディ監督は2人の名手を今季初めて並べたオーダーを「オールスター」と評している。地元紙ジャーナル・ニュース電子版が報じている。

 レギュラーシーズン終了まで残り2試合の時点で初めて実現したレジェンドによる1、2番コンビ。昨年9月26日のレイズ戦(0-4負け)以来、久しぶりにリードオフマンを務めたイチローは、5打数2安打とマルチヒットの活躍。ジーターは2打数1安打で途中交代した。

「あの2人はオールスターゲームで数えきれないほど(1、2番で)並んでいるからね」

 ジラルディはこう語ったという。実際に、メジャーのオールスターでは2006~2010年まで5年連続で、2人が1、2番を組んでいる。

 イチローはこの日、オリックス時代の1994年から21年連続となる100安打を達成。王貞治氏(現ソフトバンク取締役会長)の日本記録に並んだ。最近の先発7試合中6試合でヒットを打っており、この間の打率は3割6分となっている。

 今季限りでヤンキースと契約満了となるイチローは来月41歳の誕生日を迎えるが、シーズン終盤でも健在ぶりを披露している。同じく今季限りで契約満了となる黒田博樹投手とともに、その去就に注目が集まっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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