松坂大輔、自分の居場所は「先発」 メジャー8年目を終え「野球人生にとってはいい1年だった」

9月は4試合に救援登板して連続無失点

 メッツの松坂大輔投手がメジャー8年目を終えた。34試合(先発9試合)に登板して3勝3敗、1セーブ、防御率3.89。9月は4試合に救援登板して連続無失点で締めくくった。

「去年とは違った手応えを感じながら終わることができた。そこは良かった」

 先発、抑え、中継ぎとチーム事情によって起用法が変わる難しい役回りを淡々とこなした右腕は「難しいシーズンだった。色んな経験をさせてもらった。野球人生にとってはいい1年だった」と振り返った。

 これまでのプロ生活で先発投手として活躍してきた松坂にとって2014年は新境地を開拓したシーズンだった。

 昨年までメジャーのリリーフ経験は1試合だけだったが、今年はシーズンの大半をブルペンで過ごし、4月下旬には初セーブも記録した。春先には調整方法で悩んだこともあったそうだが、後半戦からは「自分のできることをする」とシンプルな思考に切り替え、僅差の終盤を任されるまで首脳陣の信頼を勝ちとった。

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