イチローが41歳で迎える来季も現役続行を宣言 「選手としては毎日プレーしたい」

「今年の経験は将来に必ず生きてくる」

 ヤンキースのイチロー外野手は28日(日本時間29日)、今季最終戦となるレッドソックス戦で今季2度目の「1番・ライト」で先発した。3打数1安打2打点と活躍し、9-5での勝利に貢献。規定打席不足ながら、今季通算打率2割8分4厘と主力組としては最高の成績を残した。

 日本が生んだ安打製造機の来季の去就を、ニューヨークのメディアも気にかけている。地元紙デイリーニューズは「イチローのヤンキースでの未来は不確かだが、来年も現役続行を予定」との見出しで特集した。

 今季終了時点でヤンキースとの契約満了となるイチローは試合後、地元メディアに囲まれた。「ヤンキースに戻ってくるのか?」という質問に対し、通訳を介して「その質問は、今すべきではない」とクールに応じたという。

 開幕前の時点では、カルロス・ベルトラン、ジャコビー・エルズベリーらを補強した影響で5番手の外野手という位置付けだったが、走攻守に渡る高いパフォーマンスを披露し、自分の力で出場機会を勝ち取った。

「間違いなく、ファンの方やメディアには見えない色々なことが、(球団の)中で起こっている。今季の経験から言えること? この経験は将来にきっと生きてくると思う。今シーズン、僕が経験してきた色々なことは何かしらの自分自身にとっての支えとなると思う」

 イチローはそう語ったという。

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