青木所属のロイヤルズが29年ぶりリーグV! メジャー新記録、PS8連勝でワールドシリーズへ

青木はチーム2点目のホームを踏む

 青木宣親外野手が所属するロイヤルズは15日(日本時間16日)、本拠地でオリオールズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に臨み、2-1で勝利。4勝無敗で1985年以来、29年ぶり3度目となるリーグ優勝、ワールドシリーズ進出を決めた。ポストシーズン(PS)はワイルドカードゲームから無傷の8連勝と勢いが止まらない。同一PSの8連勝はメジャー新記録。青木は2打数無安打1死球で、初回にチーム2点目のホームを踏んだ。

 この日も序盤からロイヤルズが勢いに乗った。初回。先頭のエスコバーが内野安打で出塁すると、続く青木は右太もも直撃のデッドボール。好調の3番・ケインがきっちりと送りバントを決め、1死2、3塁のチャンスを作る。

 続く4番のホズマーはファーストゴロ。一塁手が本塁に送球したが、滑り込んだ三塁走者のエスコバーと接触した捕手ジョセフのミットからボールがこぼれ落ちた。ボールが転々としている間に、二塁走者の青木も一気に生還。相手のミスで幸先よく2点を先制した。

 しかし、オリオールズも反撃。3回にフラハティがバルガスからソロ本塁打を放ち、1点を返した。

 青木はその裏の攻撃で先頭打者として2打席目を迎えたが、平凡な左飛に倒れる。2回以降はオリオールズの先発ゴンザレスが粘りの投球を続けた。

 ロイヤルズは5回、先頭のエスコバーがレフト前ヒットで出塁。続く青木はゴンザレスのカーブにバットを合わせたが、一塁へのゴロとなり、エスコバーがアウト。青木は併殺を逃れ、一塁走者として残った。

 その後、ケインのセカンドゴロで青木が三塁まで進むと、ホズマーは敬遠四球で2死1、3塁のチャンス。しかし、ここでバトラーがショートゴロに倒れ、青木は生還できず、追加点は奪えなかった。

 6回には両チームとも好機を作ったが、いずれも先発投手の後を継いだ救援投手の粘りもあり、得点を奪えない。1点のリードを守りたいロイヤルズは、7回の守備からダイソンをグラウンドに送り、青木はここでお役ご免となった。

 ロイヤルズはその後、リリーフ陣が踏ん張り、2-1で勝利。29年ぶりのリーグVに本拠地は歓喜に包まれた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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